ジャズスタンダードを調べる時、まずはオリジナルの音源を探すのですが、
最近はYouTubeのおかげですぐに見つけられるようになりました。

折角なので調べた事など、メモとして残しておこうと思います。

All the Way

作曲年は1957年。 作曲はJimmy Van Heusen、作詞はSammy Cahn。
The Joker Is Wildという映画で初披露されました。

録音は1957年にフランク・シナトラが歌って有名になりました。 
他にヴォーカルではビリー・ホリデイ、セリーヌ・ディオンなど
インストではリー・モーガン、オリバー・ネルソン、ウェス・モンゴメリー、チェット・ベイカーなど
意外と多く録音されています。 

セッションではあまりやることはないですね。
バラードで演奏され、34小節でよくあるサイズより2小節のおまけがあります。

こちらは映画で歌われているシーンです。

映画版ではキーはD。 シナトラはDb、Cで歌っています。
こちらは映画版のコードです。 シナトラver.も大体同じ感じです。

| D      | F#7      | Bm7     | E7     |
| A7  Em7/B  | Cm6  A7/C#  | D      | D7     ||
「1.
| G       | A7  A7/C#  | F#7      | Bm7     |
| G       | A7 / / A#dim7 | Bm7  Bm6  | Gm/Bb  A7 :||
「2.
| G       | A7  A7/C# | F#7      | Bm7  Gm/Bb  |
| D/A      | C7  B7   | G#m7b5  A7/G | F#m7b5  B7  |
| Em7  Eb7   | D      ||

特別変わったところはないですが、2段目の上がって行くところ
2カッコの6~7小節目の流れが少し珍しいかなぁ、、、

こちらはリー・モーガンの録音です。

キーはEbです。 Candyのアルバムで演奏しています。 

| Eb       | G7       | CmM7      | F7       |
| Bb7  Fm7/C  | Dbm6  Bb7/D  | Eb       | Bbm7  Eb7   ||
「1.
| Ab       | Bb7       | G7       | Cm7  Bbm7 Eb7 |
| Ab       | Bb7  Bdim7   | Cm7      | Abm  Bb7   : ||
「2.
| Ab       | Bb7       | G7       | Cm7  Abm   |
| Eb       | Db7   C7    | Fm7  Bb7   | Eb   C7    |
| Fm7b5  Bb7  | Eb        ||

3小節めはCmM7を弾いていますね。 あとは大体オリジナルを弾き易くした感じでしょうか。
最後の4小節はかなり簡単にしてしまっているような気がします。

演奏するとしたらこんな感じでしょうか。

| Eb       | G7       | Cm7       | F7       |
| Bb7  Fm7/C  | Dbm6  Bb7/D  | Eb       | Bbm7  Eb7   ||
「1.
| Ab       | Bb7       | G7       | Cm7  Bbm7 Eb7 |
| Ab       | Bb7  Bdim7   | Cm7      | Abm  Bb7   : ||
「2.
| Ab       | Bb7       | G7       | Cm7  Abm   |
| Eb       | Db7   C7   | Am7b5  Bb7/Ab  | Gm7b5  C7  |
| Fm7  Bb7   | Eb        ||

11小節目は2-5にしてもOK。
15、16小節は | Cm7 F7 | Fm7b5 Bb7 | でもいいですね。